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薄口醤油なしでOK!おでん出汁黄金比は「濃口+塩」でプロの味

食べる30分前に練り物を入れて温め直す。良い出汁が出て透き通るおでんのできあがり! ズボラ料理

薄口醤油なしでOK!おでん出汁黄金比は「濃口+塩」でプロの味

「家族のために美味しいおでんを作りたいけれど、市販の『おでんの素』は卒業したい。でも、自分で調味すると味が決まらない…」

そんな悩みをお持ちではありませんか? 特にレシピ通りに作ったはずなのに、なぜかスープが真っ黒になってしまったり、醤油辛い居酒屋風の味になってしまったりすることは、家庭料理で非常によくある失敗です。

でも、安心してください。わざわざ使い慣れない「薄口醤油」を買いに走る必要はありません。

実は、ご家庭にあるいつもの「濃口醤油」と「塩」の配合バランスを少し変えるだけで、料亭のように透き通った上品な「お店の味」は誰でも簡単に再現できます。

この記事では、おでん大好きなズボラ料理家のわたしが、科学的な根拠に基づいた「絶対に失敗しないおでん出汁の黄金比」と、具材を最高に美味しく仕上げる「ネタの投入タイミング」を伝授します。今夜の食卓で、「今日のおでん、いつもより美味しい!」という家族の声を聞く準備はできていますか?

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なぜ「レシピ通り」なのに色が黒くなってしまうのか?

「レシピに『醤油 大さじ2』と書いてあったからその通りに入れたのに、出来上がったらスープが真っ黒で、味もなんだか醤油辛い…」

あなたもそんな経験をして、自分の料理の腕に自信をなくしてしまったことはありませんか? まず最初にお伝えしたいのは、その失敗はあなたの腕が悪いせいではないということです。

最大の原因は、多くのプロのレシピやおでんの教科書が、家庭には常備されていないことの多い「薄口醤油」の使用を前提としている点にあります。

ここで、醤油の性質について整理しておきましょう。一般的に、濃口醤油と薄口醤油は、その塩分濃度と色味の特性が逆であるため、そのまま分量を置き換えて代用することはできません。

  • 薄口醤油: 色は薄いが、塩分は高い(約18〜19%)。
  • 濃口醤油: 色は濃いが、塩分は低い(約16%)。

つまり、薄口醤油を使うレシピを参考にして、同じ分量の濃口醤油を入れてしまうと、「塩分(味)は足りないのに、色だけが真っ黒になる」という悲劇が起きてしまうのです。そして、味が薄いからといってさらに濃口醤油を足せば、今度は醤油の風味が強くなりすぎて、おでん本来の繊細な出汁の味わいが消えてしまいます。

この問題を解決するために必要なのは、新しい醤油を買うことではありません。濃口醤油の使用量を色がつかない程度に抑え、足りない塩分を「塩」で補うという発想の転換です。

【決定版】家にあるもので作る「透き通るおでん出汁」の黄金比

コンビニのおでん出汁が透き通っています。だから、それが前提になってしまうので、それ以外は失敗と捉えがちです。そして、透明な黄金出汁は可能です。え?薄口醤油を買うのか?って。ズボラ料理家のわたしは、薄口醤油なんて一度も買ったことありません。

では、いよいよ本題の「黄金比」をご紹介します。この比率は、私が成分分析に基づいて計算した、「濃口醤油を使いながら、薄口醤油で作ったような上品な味と色」を再現するための配合です。

覚えやすいように、水1000ml(1リットル)を基準にしています。

ズボラ料理流・おでん出汁の黄金比(4人分)

  • 水: 1000ml (5カップ)
  • 顆粒だし(ほんだし等): 大さじ1
  • みりん: 大さじ1
  • 酒: 大さじ1(あれば)
  • 濃口醤油: 大さじ1
  • 塩: 小さじ1/2 〜 2/3

この配合のポイントは、濃口醤油と塩が相互に補完関係にあることです。濃口醤油を大さじ1に留めることでスープの透明度を保ち、その分不足する塩気を純粋な「塩」で補うことで、キリッとしたお店のような味のベースを作ります。そして塩以外は全て大さじ1と覚えやすくて簡単です!

水1リットルに対するおでん出汁の調味料黄金比。顆粒だし大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、濃口醤油大さじ1、塩小さじ1/2。

✍️ ズボラ料理研究家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 最初は「塩 小さじ1/2」からスタートし、味見をして薄ければ少しずつ足してください。

なぜなら、おでんの塩分濃度は具材からの溶け出しも計算に入れる必要があるからです。人が美味しいと感じる汁物の塩分濃度は約0.9%〜1.0%ですが、練り物からも塩分が出るため、調理開始時は0.8%程度(少し薄いかな?と感じるくらい)が、最終的に煮詰まった時に「ちょうどいい」着地点になります。

この比率さえ守れば、家にある調味料だけで、薄口醤油なんて買わなくても、驚くほど透き通った美しいおでん出汁が完成します。

具材の投入は「2部制」で!練り物は煮込まないのが正解

黄金比の出汁ができたら、次は具材の煮込み方です。ここで多くの人がやってしまう失敗が、「すべての具材を最初から鍋に入れてグツグツ煮込んでしまう」ことです。

実は、練り物(ちくわ、さつま揚げ、ごぼう天など)とおでん出汁は相互作用の関係にあり、煮込みすぎると練り物の旨味がすべて出汁に流出し、練り物自体はスポンジのようにスカスカになってしまいます。逆に、大根やこんにゃくなどの根菜は、長時間煮込まないと味が染みません。

そこでプロが実践しているのが、具材の投入タイミングを分ける「2部制」のテクニックです。

おでん出汁の黄金比 ズボラ料理研究家流はきのこを足す

フェーズ①煮込みタイム

出汁の分量を入れ、私の場合はきのこを足します。こうすることで、もし顆粒だしがなかったとしても、出汁が出ますし、風味が豊かになります。卵、大根、こんにゃく、牛すじなどを入れて弱火で50分が目安です。

フェーズ②休憩タイム

冷ます!冷ますことで、味が沁みますので、必ず冷ましてください!

フェーズ③食べる直前温め

食べる30分前に練り物を入れて温め直す。良い出汁が出て透き通るおでんのできあがり!食べる30分前に、初めてここで練り物やはんぺんを加える。弱火で温めるイメージです。美味しい自家製おでんの出来上がり!

プロの実践ステップまとめ

  1. 前半戦(味染み食材): 大根、こんにゃく、ゆで卵、結び昆布を入れ、弱火で40〜50分煮込みます。
  2. ハーフタイム(魔法の味染み時間): 一度火を止め、蓋をして完全に冷めるまで放置します。ここが一番重要です。 具材は加熱中ではなく、冷めていく過程で浸透圧によって出汁を吸い込みます。朝作って夜まで置いておくのがベストです。
  3. 後半戦(練り物投入): 食べる30分前に再び火をつけ、温まってきたら練り物を投入します。はんぺんは膨らみやすいので、最後の5分で十分です。

この工程を守ることで、大根は中までジュワッと味が染み、練り物はふっくらとした食感と魚の旨味をキープした、極上のおでんに仕上がります。

よくある質問(FAQ)

ご家庭にある調味料や状況に合わせて、よくある疑問にお答えします。

Q. ほんだしが無くて、手元に「白だし」しかありません。どうすればいいですか?
A. 塩分調整が必要です。
白だしには既に塩分と醤油が含まれています。白だしを使う場合は、上記の黄金比から「塩」と「濃口醤油」をそれぞれ半量に減らして味を見てください。白だし自体が優秀な出汁調味料なので、ベースの味は美味しく決まります。

Q. 翌日、煮詰まって味が濃くなってしまいました。水で薄めてもいいですか?
A. 水ではなく「酒水(さけみず)」で割るのがおすすめです。
水だけで薄めると、出汁の風味まで薄まってしまい、水っぽい味になります。「酒」と「水」を1:1で割ったものを足すと、風味を損なわずに味の濃さを調整できます。

Q. 昆布は最初から入れないとダメですか?
A. 結び昆布なら具材として最初から入れてOKです。
出汁取り用の大きな昆布を使う場合は、沸騰直前に取り出すのが基本ですが、家庭用のおでんなら具材としての「結び昆布」を最初から入れて煮込めば、十分美味しい出汁が出ますし、そのまま具として食べられるので一石二鳥です。


まとめ:今夜はおでんの素を卒業して、家族に「美味しい!」と言わせよう

最後にもう一度、今回のポイントを整理しましょう。

  1. 薄口醤油は買わなくていい: 「濃口醤油」と「塩」の組み合わせで、色は透き通り、味はしっかりした出汁が作れます。
  2. 黄金比は「1:0.5」: 水1リットルに対し、濃口醤油大さじ1、塩小さじ1/2。これだけ覚えてください。
  3. 練り物は後入れ: 具材を一度に煮込まず、練り物は食べる30分前に入れることで、汁が濁らず具材も美味しくなります。

おでんは、調味料の比率と入れるタイミングさえ間違えなければ、家にあるものだけで驚くほど美味しくなります。「おでんの素」を使わずに作ったおでんを食卓に出したとき、一口食べた家族がどんな顔をするか、想像してみてください。

今夜はぜひ、この黄金比で、心も体も温まる最高のおでんを楽しんでくださいね。

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参考文献

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